上海のコロナ封鎖期間、カラオケ嬢はどう過ごしていたか。その時、駐在員は。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

・封鎖期間中の過ごし方 

2022年4月に始まった上海封鎖・ロックダウン。近い将来に同じことは起きないと思いますが、そのときの上海の彼女たち(KTV嬢)の状態をまとめておきますね。コメント欄にてリクエストいただきありがとうございます。 

2022年4月に始まった上海の封鎖・ロックダウン。封鎖期間中、日本人男性と上海の彼女たち(KTV嬢)の生活や経済的状況はどうだったのでしょうか?この記事では、封鎖期間中の彼女たちの金銭状況、男性たちの状況、そしてコミュニケーションに焦点を当ててみましょう。 

1.始まりは4日間の封鎖アナウンスだが、実際は2か月に及ぶ封鎖に。日本人駐在員・出張者向けのカラオケや飲食店は大打撃。 

上海封鎖時の状況は多くのニュースや個人からのSNS等で発信されているので、こちらでは詳細は省きますが、言われている通り、配給される野菜や冷凍の豚肉、一羽まるごとの鳥とかで食いつなぐしかなく、かなり滅入る生活でした。 

家から出ることはできないので、当然ですが飲食店やカラオケなど接客業は完全に停止。日本人駐在員たちはTeamsなどネット会議で仕事を進めますが、工場や輸送など現物に関わる方々は仕事にならない状態だったかと思います。 

上海の彼女たちも急な閉鎖に直面したわけですが、さて状況はどうだったのでしょうか。 

2.彼女たちの金銭状態。彼氏持ちと、彼氏無しでだいぶ違った。 

カラオケやバーなど、日本人向けの夜の店で働いている女の子たちは、安定して毎月固定金額を応援してくれるパトロンがいる場合と、パトロンが居ない、もしくは封鎖時はたまたまパトロンが居なかったの、大きく2つに分けられます。 

上海が封鎖されている間、確かに生活費は少なくて済みました。 外に食事に行けないですし、何も買い物ができないので、お金を使える場面が無い。 

駐在員は仕事してなくても給与は出るし、家賃も会社が払っているので、駐在員個人の目線だと仕事のやりづらさや生活の不便さはありましたが、お金がなくて困窮することはなかったのではと思います。 

一方で女の子たちは、独力で上海で生きているので、家賃や光熱費、ネット代などを払わないといけません。また銀行からお金を借りて郊外のマンションを持っている女の子も多いので、銀行への返済も行わないといけません。または、子供を育てていて子供のためのお金が必要な人もいます。 

家賃は、最近は3000元台では借りられないので、一人暮らし用の1DKでも4000元から7000元くらいの部屋に住んでいます。 

光熱費は、電気水道ガスで月に300~500元、携帯料金が100元 
あとは健康保険代 2500元くらい。カラオケ嬢は地方から出てきて、正規の会社に勤めているわけではないので、健康保険代が全額自腹だそうです。

基礎的な生活費だけで、7,000元から10,000元が必要ですね。2023年の為替レートだと14万円から20万円。 

日本人駐在員の彼氏がいる場合、固定で直接彼女にお金を渡している場合。例えば月に2万元(40万円)払う約束がある場合は、まったく問題ないですね。 

コロナ期間はカラオケの仕事もしない、でも彼氏から2万元が支給される。しかも彼氏と同棲していないならSEXサービスもしないで良いし、まさに不労所得状態。うらやましい。 

彼氏がいても直接お金をもらうのではなく、お店で毎月xx万元使ってねという約束の場合は少し話がややこしくなります。カラオケやバーは閉まっているので彼氏がお店に行くこともできず、それでもお金を渡すのか?という議論が発生します。 

ここは、それぞれの彼氏・彼女の関係で話し合って決めたことでしょう。 店に行けないけど、お金なくて困るのは理解できるから全額払ってあげるとか、半分だけ払ってあげるとか。 

彼氏がいない場合は超困ったでしょうね。さすがに普通の客が1万元、2万元とかを応援してくれないですからね。仲の良いお客さんに生活が困っていることを訴えて、何とかシャンパン1本分の2000元を送金してもらうとかが良いところじゃないでしょうか。 

感覚的には、カラオケやバーでしっかりと彼氏を押さえているのが7割、彼氏がずっといない(つまりあまり可愛くない)もしくは一定期間彼氏がいないのが3割と思いますので、3割側の女の子は貯金を崩して生活する状態だったかと思います。 

ちなみに、私の彼女はまさに先に書いた不労所得者状態でした。
私からの固定給2万元があり、家は近所ですが完全に封鎖されているので行き来もなく。。ただ、愛情やコロナ明けも継続したかったので黙って払っておきました。

3.封鎖期間の男と女のコミュニケーション。封鎖はしんどいので助け合いの絆ができたかも 

日本人駐在員も単身で聞いている方と、家族で来ている方で封鎖期間の状況が違いました。 

家族で来ている方は、住んでいるマンションの小区に子供の繋がりでパパ友やママ友が居て、いまどんな状態かとか、どこそこで団体購入が始まっているとか、情報がたくさん入っている様子でした。 

また、家に家族が一緒にいるので、心理的な安定感は一人暮らしより圧倒的に良かったと思います。もちろん、一家がずっと家に閉じ込められていることによる別なストレスは有ったでしょうけど。 

単身で来ている駐在員は人間力が試される状態だったというのが私の実感です。 

小区で何が起きているのか、今度どうなるのか、タイムリーな情報を得ることが難しく、まったく付き合いのなかったパパ友・ママ友の輪から、なんとか情報のおこぼれを頂戴し、あとは独自のルートを何とか開拓して物資を調達する状態でした。 

そのときに頼りになるのが、毎月固定給を払っている上海の彼女の存在。 彼女側も1DKの自分の家に閉じ込められているので、同じくストレスを抱える心境は同じ。 

中国人の間ではこんな話になっている、とか、どこそこのアプリで買い物ができるようだ、とか中国人側の情報を共有してくれるのですごく助かる存在でした。 

毎月の支払いは経済的に非常に困りますが、こういう突発的な事態に自分の側に立ってくれる中国人女性が居るというのは非常に助かります。 

経済的な代償の代わりに、時間と愛情に似た感情、体の関係、中国語の支援、中国での生活面の困りごとの支援をしてもらえるのはメリットと言えますね。 

まとめ 

上海の封鎖期間中、完全に隔離された世界で、でも必ず発生する家賃や光熱費、健康保険代の支払いに直面した時、固定の彼氏がいるカラオケ嬢と、固定の彼氏がいないカラオケ嬢とで境遇はかなり違ったと思います。
駐在員側も、彼女が居ることによる心の安定や情報力の違いが生じたのが実態でした。
また同じことが起きるかどうかは分かりませんが、ひとつの参考にしていただければと。

(ちなみに、Chat-GPT3.5で上記の記事のまとめを書いて、と指示したら、下記のような「まとめ」になりましたが、ちょっとフワッとし過ぎているのでボツにしました・笑)
———————-
上海の封鎖期間中、彼女たちと彼らの関係はさまざまな試練に立ち向かいました。経済的なサポートの代わりに、感情的な支えやコミュニケーションが生まれ、人間関係が深まったかもしれません。将来の不確実性に備えて、共感と協力の精神が大切です。 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

Ad

コメントを残す

*