(実録)上海カラオケKTV嬢とこじれると警察に行く羽目になる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

外国で警察に行くなんて、自分が盗難被害にあったとかであれば分かりますが、まさか自分が呼び出されるとは思いませんよね。
しかも中国の公安(警察に相当)に呼び出されるなんて、もう不安しかありませんよね。
だって、中国ですよ。。

そんなことを体験してきましたので、まさに困っている方や、今後の備えのために、情報を共有致します。(個人特定が嫌なのでちょっとデフォルメしますね)

 

発端は痴話喧嘩からの大げんか

私が同僚と深夜まで飲み歩き(と言っても、焼肉屋や居酒屋の梯子で変な店ではない)、帰宅が遅いことに腹を立てたカラオケ嬢の彼女から、鬼のような電話。終いには日本の家族の住所や電話番号までメールしてきて、いつでも電話する準備はできている、など恐喝し始める始末。

なんで飲み歩いているだけでこんなことになるんだと私も憤慨しながら泥酔状態で深夜に帰宅したところ、彼女が包丁を持って部屋で待ち構えている

包丁をこちらに向けて威嚇してきたので、酔った勢いもあった私はずんずん進んで腕を捻り上げ包丁を奪い取って、そのまま制圧。
彼女が手や腕に噛みつき、肉が削れるくらい私が負傷。頭にきてこちらも蹴り返す。

といったことがあり、その日はお互い大爆発して彼女は自分の家に帰宅。

 

次の日、公安から呼び出しの電話・・

会社で仕事していたところ、知らない電話から携帯に着信

出てみたところ、中国語で「公安だ。(彼女の名前)を知っているか?暴力の被害届が出ている」
「あなたの話も聞かないとならないので、今から来い」
と言われる。

もう頭の中はパニック状態

『いや、、中国語分からないし、仕事中だからいけないよ』とか回答したら
「いま中国語話してるじゃないか、いいから来い」
「来ないなら、3つ選択肢がある。明日x時に来る。我々が会社に行く。我々が自宅に行く」
と言われ、
『分かりました。明日のx時に行きます』と回答しました。

 

私が公安に行く前にとった対応

通訳を手配する

まずは言葉の面で不利にならないように、通訳の手配を考えました。
最初に思い浮かんだのは、会社の中国人同僚。でも、私の私生活の汚点が会社の同僚に知られるのが嫌で、いったん無しで。

次に考えたのは、中国語学校の先生。
お金は直接払うので、と思って連絡したが、警戒されたのか反応がなく、こちらは断念。

次に思いついたのは、会社の取引先業者の中国人おばさん
会社と関係を持っているので微妙すぎるが、相手は下請け的な立場だし、日本語も流暢でネットワークも広そうなので、電話して事情を話したところ快諾。

後で、このおばさんが思わぬ力を発揮しました

日本大使館・領事館に電話する

上海領事館の邦人保護窓口に電話し、公安から呼び出されたことを伝えました。

「領事館では特に対応ができないが、弁護士リストをお渡しします」的なことを言われ、とりあえず弁護士リストをメールで送ってもらえました。
大使館に届けていた「居留届け」が有ったおかげで、パスポート番号と氏名で私のメールアドレスなどすぐに分かってもらえたのでスムーズでした。
居留届けはこんなことで役に立つんだな、と変な感心 笑

ただ、弁護士リストは最終更新日がちょっと古めなのと、結局、金額などは個別に問い合わせる必要があり、使いにくそうなリストでした。(使わずに済みましたが)

とりあえず、翌日公安に出向く

めちゃめちゃ怖かったですが、中国人のおばさんと待ち合わせして公安に出頭することにしました。
何されるか分からないので、持ち物も厳選して、名刺や社員証、クレジットカードなど不要な物は持たず、パスポートは嫌だったけどきっと必要だろうと思って、パスポートくらいを持って行きました。
後、そのまま拘留される可能性も考え、メガネも持ち(普段はコンタクト着用)

 

行ったら、めっちゃ拍子抜け

おばさんと公安に入り、窓口に呼び出されたのですが、と伝えたところ、
呼び出された内容を確認されて、何か中国人同士で会話してたら
「今日、その担当がいない」
「また別の日に来てくれ」

なんだそりゃ〜!って感じでした。

でも、公安の人たちの、「またどうでもいい案件が来た・・」みたいな表情・雰囲気を見て、これは大した問題ではないのでは?と私は感じ始めました。

この日は、じゃあまた来ます、と行って解散。

公安ごとの担当地域

ちょっと話が逸れますが、中国の警察に相当する公安は、各公安ごとに担当地域が決まっているようです。
自分が住んでいる地域を管轄する公安、または、事件・事故が起こった地域を管轄する公安が受け付けるようです。
そして、一度、どこかの公安で受け付けられたら、他の公安で新たに受け付けてもらうことや、担当する公安を変更することは難しいようです。
しかも、痴話喧嘩などは公安からするとただ面倒なだけなので、受け付けたがらないようです。

今回、私の場合は、彼女が自分が住む地域を担当している公安に申告したので、私は彼女の家のそばの公安に出向いています。

 

中国的な解決方法(コネを探す)

通訳をお願いして、一緒に公安に行ってくれた下請け業者のおばさんから、独自の中国人ネットワークを使って、この公安の関係者にたどり着くことに成功しました!、と心強い電話がきました。

どうやら別の取引先の中国人の社長の親戚が、この公安で勤務していたOBでそれなりの地位だったとのこと。
なんと、こちらの味方となって公安と話をしてくれるとのこと。(感謝感激)

関係性としては、かなり遠い(薄い)関係ですが、こういった薄い関係でも(というか全然関係ない人ですよね)、関係を持った方が勝ちという感じなんですね、中国って。

再び公安に出撃

早速、翌日に通訳のおばさんと公安のOBとで待ち合わせして、再び公安に。

昨日のダラダラした雰囲気が変わり、窓口の人たちの背筋がピンとなりました 笑

公安OBが、今回被害を訴えた私の彼女にも今すぐ出頭するように現役の部下に指示し、早速、私の彼女に電話しましたが、こちらがOB、通訳おばさん、私の3人体制で挑んでいることに怖気付いて、今度は彼女が出頭を拒否してました。
完全に攻守逆転です。

彼女は公安に来ませんでしたが、公安OBの人にも話に入ってもらい、私目線からの状況を公安に説明したところ
結局、内容としては「恋人同士の痴話喧嘩であり、お互いがお互いに暴力を振るっているし、公安からしたらどうでもいい案件なので、当人同士で話し合って勝手に解決してくれ」というのが公安の見解でした。

いや、仰る通りです。すみません。

協力してくれた中国人には謝礼が必要

今回、中国人的な人間関係(コネ)で仲間を見つけ、私の味方になって争いごとを落ち着けてくれたので、こういったことの後には対価が必要になります。

この辺の相場観は日本人の私には全然わかりませんが、下請けのおばさんがうまくやってくれました。

公安OBには、タバコの”中華”(最高級のやつですね)を1カートン渡してました。
金額としては700元。
なんか、思いのほか高くないし、現物だし、タバコ吸わない人にはどうするんだろう、とか色々思いましたが、それでOBも納得したようなので、こういう物なのでしょう。

で、大活躍のおばさんには、私から夕飯をご馳走して(二人で1000元くらい)、いったん貸し借りはおしまいとしてもらいました。

中国の公安に呼び出された時の対処方法まとめ

  • 通訳の人選が大事。単純に日本語が話せる人より、人生経験がある人の方が良さそう
  • 一応、事前に大使館・領事館に電話してアドバイスや弁護士リストをもらっておく(があまり期待しない)
  • 痴話喧嘩であれば、公安は全然興味持っていない(今回、お互い切り傷・咬み傷を負ってますが、事件化はされなかった)
  • 少しでも関係性がある人を味方につけると有利(今回は、まさにその公安のOBに知り合えて良かった)
  • 中国人に依頼をしたら、必ずお礼が発生する

こんな経験はしない方がいいので、お気をつけて。
「君子危うきに近寄らず」ですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

Ad

コメントを残す

*